こんにちは。今回は、Microsoft Loop で作成されたコンテンツが「実際にどの保存領域を使って保存されるのか」について分かりやすく解説します。
Microsoft Loop アプリとは?
Microsoft Loop は、リアルタイムで共同作業を行うための最新のコラボレーション プラットフォームです。
ドキュメントやページを超えて、アプリ間でシームレスに情報をつなぐ「Loop コンポーネント」が特徴で、複数のユーザーが同時に編集できるのが大きなメリットです。
Microsoft Loop の保存先まとめ
Loop で作成するコンテンツ(主に「ワークスペース」や「ページ(.loop ファイル)」、「コンポーネント」)は、一体どこに保存されるのでしょうか?
Loop ワークスペースは「SharePoint Embedded」に保存
Loop ワークスペースは SharePoint Embedded と呼ばれる領域に保存されます。
ここでポイントなのは、
- 通常の SharePoint Online とは別のパーティション として作成される。
- SharePoint Embedded はテナントの SharePoint Online ストレージとは別。
つまり、Loop ワークスペースに関しては、通常の SharePoint ストレージの使用量に影響しない仕組みになっています。
Loop ページ(.loop ファイル)の保存先が変わるポイント
Loop ページは大きく2パターンに分かれます。
SharePoint Embedded に格納される
テナントの SharePoint Online ストレージは消費しない
OneDrive for Business または SharePoint Online に格納される
テナントの SharePoint Online ストレージを消費する
同じ Microsoft 365 環境でも、「どこから Loop ページを作るか」によって保存先とストレージ消費の有無が異なります。これは意外と見落としがちなポイントです。
参考情報
より詳しく確認したい場合、Microsoft 公式ドキュメントがおすすめです。
特に、以下の2つのページで ストレージ先やアクセス許可、管理ポリシー などが詳しく解説されています。
まとめ
以上が、Microsoft Loop で作成されるコンテンツの保存先に関する概要です。導入・運用の参考になれば幸いです。管理者としては、特に「どこから Loop ページを作るか」によって消費するストレージが変わる点に注目して運用ポリシーを決めていただくと、テナント内のストレージ管理がスムーズにいくでしょう。
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