Gmail・Outlookなど大手メールサービスがポリシーを強化中

2025年に入り、Gmailをはじめとする主要なメールサービスが、SPF・DKIM・DMARCといった送信ドメイン認証の要件を厳格化しています。特にGoogleは、2024年2月からガイドラインを改定し、大量送信者に対してDMARC対応を必須としました。これに続き、Microsoftも2025年5月からOutlook.comなどで同様の基準を適用予定です。
つまり、Microsoft 365を使っていても、DMARC未設定のままだとメールが届かない、迷惑メールフォルダに入るといった問題が発生しやすくなっています。

「正しく送ったのに届かない」メールの不達が急増中
中小企業のIT担当者からは、以下のような声が増えています:
- Gmailを使っている顧客から「メールが届いていない」と言われた
- 問い合わせフォームの自動返信メールが迷惑メールに分類された
- メルマガや請求書が届かず、業務に支障が出た
これは、送信側(あなたの会社)のドメインでSPF・DKIM・DMARCが正しく設定されていないために、受信側(Gmail、Outlook等)で「信頼できない送信元」と判定されている可能性が高いです。
DKIM・DMARCってなに?やさしく解説

- SPF:このドメインから送信を許可されたメールサーバーのIPアドレスをDNSに登録する仕組み。
- DKIM:メールに電子署名を付け、送信元ドメインの正当性と改ざんの有無を確認する仕組み。
- DMARC:SPFやDKIMの認証に失敗したメールをどう扱うか(拒否・隔離・許容)を宣言する仕組み。
これら3つを連携させて設定することで、なりすましやスパム判定を防ぎ、正しいメールが確実に届くようにすることができます。
Microsoft 365を使っていても設定は必須です
Microsoft 365(Exchange Online)を使っているから大丈夫、と思っていませんか?実は初期状態ではDMARCの設定はされていません。
- SPFはMicrosoftが推奨レコードを案内していますが、DNS側での登録が必要
- DKIMも管理センターで有効化後、DNSに公開鍵の登録が必要
- DMARCは完全に手動でDNSにレコードを追加する必要があります
つまり、Microsoft 365環境でも、送信ドメイン認証の対応は管理者側の責任で進める必要があるのです。

いますぐ確認したい!設定チェックリスト
以下の項目を順番に確認していきましょう:
- SPFレコードが正しくDNSに登録されているか?
- DKIM署名が有効化され、DNSに公開鍵が設定されているか?
- DMARCレコードが存在するか?(まずはp=noneからでもOK)
- メールがGmail・Outlook宛に正しく届いているかテスト済みか?
- Postmaster Tools(Google等)でのモニタリングができているか?
対応が難しいなら外注もアリ!

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- 設定だけでなく運用やレポート分析もサポート可能
- 最新ガイドラインへの追従も任せられる
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