Exchange Online は、Microsoft 365 の一部として提供されるクラウド型のメールサービスです。そしてExchange Online には、共有メールボックスという機能があります。

共有メールボックスとは、複数のユーザーが同じメールアドレスでメールを送受信できるメールボックスのことです。共有メールボックスは、チームや部署などのグループでメールを管理するのに便利な機能です。

この記事では共有メールボックスを利用するのメリット、実際の利用事例を5つ紹介します。


利用するメリット

共有メールボックスは、名前の通り、複数のユーザーが共有するメールボックスのことを指します。これにより、グループ全体でメールの受信、送信、管理が行えるため、次のようなメリットが享受できます。

  • メールのやり取りをグループ内で共有できるため、情報の共有や引き継ぎが容易になります。
  • メールの重複や漏れを防ぐことができます。
  • メールの処理状況をグループ内で把握できるため、効率的な対応が可能になります。
  • メールの容量制限が個人のメールボックスよりも大きいため、大量のメールを保存できます。

利用事例5選

では、具体的にどのような場面で共有メールボックスを利用できるのでしょうか?ここでは、Exchange Online 共有メールボックスの利用事例を5つ紹介します。

カスタマーサポート

カスタマーサポートでは、お客様からの問い合わせやクレームなどのメールを受け付ける必要があります。共有メールボックスを利用することで、カスタマーサポートチーム全員が同じメールアドレスでお客様とやり取りできます。

また、メールに対して既読やカテゴリーなどのマークを付けることで、メールの処理状況をチーム内で共有できます。さらに、共有メールボックスには自動返信やルールなどの機能もあります。これらを活用することで、お客様への迅速かつ適切な対応が可能になります。

営業

営業では、見込み客や既存顧客とのコミュニケーションが重要です。共有メールボックスを利用することで、営業チーム全員が同じメールアドレスで見込み客や既存顧客とやり取りできます。

また、メールに対してフォローアップや優先度などのマークを付けることで、営業活動の管理や優先順位付けができます。さらに、共有メールボックスにはテンプレートや署名などの機能もあります。これらを活用することで、見込み客や既存顧客への統一的かつプロフェッショナルな対応が可能になります。

人事

人事では、採用や教育などの業務を行います。共有メールボックスを利用することで、人事チーム全員が同じメールアドレスで応募者や社員とやり取りできます。

また、メールに対して採用選考や教育参加などのマークを付けることで、人事業務の進捗や状況をチーム内で共有できます。さらに、共有メールボックスには添付ファイルやカレンダーなどの機能もあります。これらを活用することで、応募者や社員への効果的かつ円滑な対応が可能になります。

購買

購買では、仕入れや発注などの業務を行います。共有メールボックスを利用することで、購買チーム全員が同じメールアドレスで仕入先や発注先とやり取りできます。

また、メールに対して発注確認や納期確認などのマークを付けることで、購買業務の管理や追跡ができます。さらに、共有メールボックスには添付ファイルやタスクなどの機能もあります。これらを活用することで、仕入先や発注先への正確かつ迅速な対応が可能になります。

プロジェクト

プロジェクトでは、プロジェクトメンバーや関係者との連携が重要です。共有メールボックスを利用することで、プロジェクトチーム全員が同じメールアドレスでプロジェクトメンバーや関係者とやり取りできます。

また、メールに対してプロジェクト進捗や課題解決などのマークを付けることで、プロジェクトの状況や課題をチーム内で共有できます。さらに、共有メールボックスには添付ファイルやカレンダーなどの機能もあります。これらを活用することで、プロジェクトメンバーや関係者への効率的かつ協力的な対応が可能になります。


まとめ

Exchange Online 共有メールボックスは、グループでメールを管理するのに便利な機能です。

共有メールボックスを利用することで、情報の共有や引き継ぎ、メールの処理状況の把握、メールの容量制限の拡大などのメリットがあります。また、共有メールボックスには自動返信やルール、テンプレートや署名、添付ファイルやカレンダーなどの機能もあります。

これらを活用することで、お客様や見込み客、応募者や社員、仕入先や発注先、プロジェクトメンバーや関係者などとのコミュニケーションがより効果的になります。Exchange Online 共有メールボックスは、カスタマーサポートや営業、人事や購買、プロジェクトなどのさまざまな場面で利用できます。

Exchange Online 共有メールボックスをぜひお試しください。

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