Web会議の音質問題とその解決策

Web会議が日常的に行われるようになり、その便利さを享受している一方で、音質の問題に直面している方も多いのではないでしょうか。

通信環境が良くない場所では音が途切れがちになり、またパソコン内蔵のマイクでは声が遠く聞こえたり、ノイズが入ったりと、コミュニケーションをスムーズに行う上での障壁となります。

そんな悩みを解決するための一つの方法として、Microsoft TeamsのWeb会議でスマートフォンをマイクとスピーカーとして活用する方法をご紹介します。

スマートフォンとパソコンを同時に活用する

Microsoft TeamsのWeb会議では、スマートフォンとパソコンを同時に使用することが可能です。

これにより、パソコンで会議の内容を確認しながら、スマートフォンをマイクとスピーカーとして使用することができます。これを「コンパニオンモード」と呼びます。

sequenceDiagram Participant ユーザー Participant パソコン Participant スマートフォン ユーザー->>パソコン: 会議を開始 ユーザー->>スマートフォン: Microsoft Teamsを起動 スマートフォン->>ユーザー: 「このデバイスで参加しますか?」と提示 ユーザー->>スマートフォン: 「参加」を選択

マイクとスピーカーの設定

コンパニオンモードを活用する際の推奨設定は次の通りです。

graph LR パソコン -- 画面共有 --> Web会議 スマートフォン -- マイク/スピーカー --> Web会議

パソコン側ではマイクもスピーカーも両方ともオフにし、スマホ側ではマイクとスピーカーの両方ともオンにします。

これにより、スマホのマイクで話した声がパソコンのスピーカーからも出力されることを防ぎます。

その他の設定

スマホ側の設定では、「着信ビデオをオフにする」という設定があります。

この設定を行っておくことで、スマホ側にはカメラからの映像が配信されなくなります。

ただし、画面共有などは配信されるようなので、通信量を節約したい場合には有効な設定となります。

graph LR スマートフォン -- 着信ビデオ:オフ --> パソコン

コンパニオンモードの設定手順

以下に、Microsoft Teamsでのコンパニオンモードの設定手順を詳しくご説明いたします。

  1. Web会議を開始します。パソコンでMicrosoft Teamsを起動し、会議に参加します。
  2. スマートフォンでMicrosoft Teamsアプリを起動します。スマートフォンのホーム画面からMicrosoft Teamsアプリを選択し、起動します。
  3. スマートフォンでMicrosoft Teamsアプリが起動したら、参加オプションを選択します。画面上部に表示される「このデバイスで参加しますか?」というメッセージが表示されます。
  4. 「参加」を選択します。スマートフォンをマイクとスピーカーとして使用するためには、このオプションを選択する必要があります。
  5. パソコン側では、マイクとスピーカーをオフに設定します。これにより、パソコンからの音声がスマートフォンのマイクに干渉することを防ぎます。
  6. スマートフォン側では、マイクとスピーカーをオンに設定します。これにより、スマートフォンのマイクで話した声がパソコンのスピーカーから出力されるようになります。
  7. また、スマートフォン側の設定で、**「着信ビデオをオフにする」**オプションを選択します。これにより、スマートフォン側のカメラからの映像が配信されなくなります。

まとめ

Web会議の音質問題は、Microsoft Teamsのコンパニオンモードを活用することで解決できます。

スマートフォンをマイクとスピーカーとして使用することで、音声のクリアさを向上させることができます。

この機能を活用し、より効果的なWeb会議を行いましょう。

graph LR パソコン -- 画面共有 --> Web会議 スマートフォン -- マイク/スピーカー --> Web会議

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