集中して作業したいのに、次々と来るTeamsのメンション通知に気を取られてしまう…。 逆に、同僚にチャットを送った後で「もしかして、今忙しかったかな?」と気になってしまう…。
リモートワークやハイブリッドワークが普及する中で、このような経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
そんな日々の小さなコミュニケーションのすれ違いを解消し、お互いの集中時間を尊重するためのシンプルで強力な機能が、Microsoft Teamsの「ステータスメッセージ」です。
この記事では、意外と知られていない「ステータスメッセージ」の基本的な設定方法から、今日から使える便利な活用文例まで、分かりやすく解説します。
Teamsの「ステータスメッセージ」とは?

Teamsのステータスメッセージとは、通常のステータス(「連絡可能」「取り込み中」など)に加えて、現在の状況をより詳しく説明するカスタムメッセージを設定できる機能です。
設定したメッセージは、他のユーザーがあなたのプロフィールアイコンにカーソルを合わせたり、メンションしようとしたりした際に表示されます。これにより、あなたが今どのような状況にあり、すぐに返信できるかどうかを、相手に事前に伝えることができます。
【3ステップ】ステータスメッセージの簡単な設定方法
設定は1分もかからず、非常に簡単です。
Teamsの画面右上にある、ご自身のプロフィールアイコンをクリックします。

表示されたメニューから「ステータスメッセージを設定」を選択します。

表示された入力ボックスに、伝えたいメッセージ(例:「集中作業中。15時以降に返信します」)を入力します。

「他のユーザーが自分にメンションするときに表示する」にチェックを入れると、相手があなたにメッセージを送ろうとした時に、このステータスメッセージがポップアップ表示され、より効果的です。

「ステータスメッセージをクリアするまでの期間」で、メッセージを自動で削除する時間を設定できます。「今日」「今週」のほか、カスタムで日時を指定することも可能です。

設定が完了したら「完了」ボタンを押すだけです。

その「集中タイム」、本当に守られていますか?

ステータスメッセージは、「今は話しかけないでほしい」という意思表示を、角を立てずに伝える優れた方法です。しかし、あなたが集中している間も、社内の他の担当者は、次のような問い合わせ対応に追われているかもしれません。
「この申請書のテンプレートはどこにありますか?」 「先月の全社会議の録画を見たいのですが…」
個人の集中時間を守る努力の次のステップとして、組織全体の”割り込み”を減らす仕組みを考えてみませんか?
AIチャットボットをTeamsに導入すれば、こうした定型的な質問にAIが24時間365日、いつでも自動で回答します。社員は必要な時に自己解決でき、担当者は問い合わせ対応から解放されます。
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【コピペOK】今日から使える!ステータスメッセージ活用文例集

何を書けばいいか迷った時は、ぜひ以下の文例を参考にしてみてください。
- 集中作業をしたい時
集中作業中(15時まで返信が遅れます)。お急ぎの場合は〇〇さんまで。
〇〇の資料作成に集中しています。ご用件はチャットに残していただけると助かります。
- 会議中の時
終日会議のため、お返事は夕方以降になります。
14:00-15:00は会議で離席しております。
- 休憩・休暇の時
休憩中(13:00に戻ります)
本日、休暇をいただいております。ご対応は明日以降となります。
- その他
外出中。社内には16:00頃に戻る予定です。
本日、〇〇の社内研修に参加しています。
Teamsステータスメッセージに関するよくある質問(FAQ)
- Q設定したステータスメッセージは誰に見えますか?
- A
あなたが所属している組織内のすべてのユーザーに表示されます。具体的には、あなたのプロフィールカード(アイコンにカーソルを合わせた時の表示)や、チャットであなたをメンションしようとした際に表示されます。
- Q設定した時間が過ぎたら、メッセージは本当に自動で消えますか?
- A
はい、消えます。「ステータスメッセージをクリアするまでの期間」で設定した時間が経過すると、メッセージは自動的に削除されます。手動で消し忘れる心配がないので、ぜひ活用してください。
- Q「他のユーザーが自分にメンションするときに表示する」のチェックは入れるべきですか?
- A
入れることを強くお勧めします。このチェックを入れることで、相手がメッセージ入力欄に「@あなたの名前」と入力した瞬間に、あなたのステータスメッセージが目立つ形で表示されます。これにより、相手はあなたの状況を即座に把握でき、不要なメンションを避けることができます。
- Qステータスメッセージと、Outlookの不在設定(自動応答)との違いは何ですか?
- A
ステータスメッセージは、Teams内でのリアルタイムな状況(集中している、少し離席しているなど)を、主に社内の同僚に伝えるためのカジュアルな機能です。一方、Outlookの不在設定は、メールに対する公式な不在通知であり、社外の取引先なども含めて、長期間オフィスを離れる際に使用します。
- QスマートフォンのTeamsアプリでも設定できますか?
- A
はい、可能です。スマートフォンのTeamsアプリで、ご自身のプロフィールアイコンをタップし、「ステータスメッセージを設定」から同様に設定できます。設定はPC版とも同期されます。
まとめ:ステータスメッセージは、チームで働くための”思いやり”
Teamsのステータスメッセージは、単なる自分の状況表示ではありません。それは、「あなたの時間を大切にします」そして「私の時間も大切にしたいです」という、チームで働く上での”思いやり”を表現するコミュニケーションツールです。
この小さな機能をチーム全員で活用するだけで、不要なメンションが減り、各自が集中できる時間が増え、組織全体の生産性は大きく向上するはずです。
ぜひ、今日からあなたの状況に合ったステータスメッセージを設定してみてください。
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