年末が近づくと、多くの会社で聞こえてくる「今年の忘年会の幹事、お願いできるかな?」。 チームを盛り上げる大切な役割ですが、通常業務と並行しての会場リサーチ、日程調整、案内状作成…と、そのタスクの多さに頭を抱えてしまう方も多いのではないでしょうか。
もし、その面倒な準備作業を、優秀なアシスタントがサポートしてくれたら、幹事の負担は大きく減り、もっと企画そのものを楽しむ余裕が生まれるはずです。
MicrosoftのAIである「Copilot Chat」は、まさにそんな「幹事の頼れるアシスタント」。この記事では、Copilot Chatを活用して、手間のかかる忘年会の準備を劇的に効率化する「時短術」を、具体的なステップとプロンプト(指示文)例と共にご紹介します。
Copilot Chat へのアクセス方法

以下いずれかの方法でアクセスすることができます。
- ブラウザからhttps://m365.cloud.microsoft/chat/ヘアクセス
- Microsoft Edge へMicrosoft 365 アカウントでサインインし、右上のCopilot アイコンをクリック
- Teams アプリ左メニューから「Copilot」をクリック
【コピペOK】Copilot Chatと進める飲み会プランニング3ステップ

Copilot Chatを使えば、これまでWebサイトを何ページも見て比較検討していた作業が、対話形式でスムーズに進みます。
ステップ1:会場リサーチ&リストアップ
まずは、飲み会の心臓部とも言える会場探しです。条件を具体的に伝えるのが、良いお店を見つけるコツです。
会社の忘年会用の会場を探しています。以下の条件に合うお店を新宿駅周辺で5つ提案し、それぞれの特徴とおすすめポイントを教えてください。
#条件
・最寄り駅:JR 新橋駅
・参加人数:約30名
・予算:1人あたり6,000円以内の飲み放題付きコースがある
・個室または半個室がある
・落ち着いた雰囲気よりは、少し賑やかに楽しめる雰囲気のお店
・飲み放題のビールは発泡酒ではなく生ビールである
・コースにロシアンたこ焼きが紛れていない
Copilot Chatは、これらの条件に合ったお店の候補をリストアップしてくれます。さらに「この中で、特に海鮮料理が美味しいお店はどれ?」といった追加の質問で、絞り込んでいくことも可能です。
余談ですが、飲み放題のビールが発泡酒だと、えらい人の逆鱗に触れることがあります。この記事を読んで幹事に挑もうとしている新人の方は、どうぞお気をつけください。
さらに、コースにロシアンたこ焼きが紛れていないかも確認必須です。筆者は自らの幹事デビュー戦で、偉い人にわさび入りたこ焼きを食べさせてしまい、裏に呼び出されました。
ステップ2:案内状のドラフト作成
お店の候補が決まったら、次は参加者への案内状作成です。丁寧さと、少しワクワクするような雰囲気を出すのがポイントです。
社内向けの忘年会の案内メールを作成してください。以下の要素を含めて、丁寧でありながら、少し楽しみに感じられるような温かい雰囲気の文章にしてください。
#含める要素
・目的:1年間の慰労と、来年に向けた親睦を深めるため
・日時:〇月〇日(金) 19:00開始 ・場所:[店名] (地図のURLも記載)
・会費:6,000円 ・出欠確認の締切:〇月〇日(金)
・締切までに、このメールへの返信で出欠をお知らせいただきたい旨
ステップ3:当日の挨拶やゲームのアイデア出し
幹事の仕事は、場所を決めて人を集めるだけではありません。当日を盛り上げるためのコンテンツ作りも、Copilot Chatがサポートします。
忘年会の締めの挨拶で、部長が話す2分程度のスピーチ案を考えてください。今年1年のメンバーへの感謝と、来年への期待が伝わるような、ポジティブな内容でお願いします。
忘年会で盛り上がる、準備が簡単で内向的な人でも参加しやすいアイスブレイクやチーム対抗のゲームのアイデアを5つ提案してください。
イベント準備はAIで。では、日々の「問い合わせ」対応は?

Copilot Chatは、忘年会のような特別なイベントの準備をサポートしてくれる、頼もしいパートナーです。しかし、バックオフィス担当者の方々は、日々の業務の中で、もっと地味で、繰り返される「問い合わせ対応」というイベントに多くの時間を費やしていないでしょうか。
「経費精算の締め日はいつですか?」 「この申請書のフォーマットはどこにありますか?」
Teams AIチャットボットは、そんな日常的に発生する問い合わせに特化した、社内専用のAIアシスタントです。社内のルールやマニュアルを学習し、社員からの質問にTeams上で24時間365日、自動で回答します。特別なイベントの準備はCopilot Chat、日常の問い合わせ対応はTeams AIチャットボット。この使い分けが、組織全体の生産性を飛躍的に向上させます。
▼Teams AIチャットボントの詳細資料はこちら 『問い合わせ対応を80%削減!Teams AIチャットボット活用術』

Copilot Chat活用に関するよくある質問(FAQ)
- Qお店の予約までAIがやってくれますか?
- A
いいえ、予約はできません。Copilot Chatは、あくまでWeb上の情報をもとにしたリサーチと文章作成を行うアシスタントです。候補店のリストアップまでをAIに任せ、最終的な空き状況の確認と予約は、ご自身で電話や予約サイトから行う必要があります。
- Q候補店の空き状況は正確ですか?
- A
正確ではありません。Copilot Chatが提示する情報は、リアルタイムの空席情報ではないため、「予約可能」という条件で検索しても、あくまで「予約を受け付けているお店」というレベルの回答になります。必ずご自身で空き状況を確認してください。
- Qもっとユニークな企画のアイデアも出してくれますか?
- A
はい、得意な分野です。「IT企業向けの、少し変わった忘年会の企画アイデアを3つ提案して」「部署対抗のクイズ大会で使える、面白い問題を10問作って」のように、創造性が求められる依頼にも、ユニークな回答を返してくれます。
- Q出欠確認の集計もできますか?
- A
Copilot Chat自体には集計機能はありません。出欠確認には、Microsoft Formsの活用がおすすめです。Formsで簡単な出欠確認アンケートを作成し、そのリンクを案内状に記載すれば、回答は自動でExcel形式で集計されるため、幹事の負担を大きく減らせます。
- Q生成された案内状の文章が、少し堅苦しい感じがします。
- A
プロンプトで文体を調整することが可能です。例えば、「もっとユーモアを交えて、若手社員にも親しまれるような、くだけた文体で」といった指示を追加することで、AIはよりカジュアルな文章を生成してくれます。
まとめ:AIアシスタントと二人三脚で、最高の幹事体験を
忘年会の幹事は、確かに大変な仕事です。しかし、それはチームへの貢献を実感できる、やりがいのある役割でもあります。 Copilot Chatを「優秀なアシスタント」として使いこなし、リサーチや文章作成といった面倒な作業はAIに任せてしまいましょう。そうして生まれた時間と心の余裕で、ぜひ、参加者全員が楽しめる企画そのものを考えることに注力してください。
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