- 重要なメールが届いていないと思ったら、容量オーバーで弾かれていた
- メールを送ろうとしても送信エラーになってしまう
- Outlookに『メールボックスが満杯です』という警告が出る
ビジネスメールにおいて「容量オーバー(クォータ超過)」は、業務停止に直結する深刻なトラブルです。
毎日大量のやり取りを行う中で、気がつけばサーバーの制限ギリギリになっていることは珍しくありません。
本記事では、メールが容量オーバーになる原因とすぐに行うべき応急処置、そして今後二度と容量不足に悩まされないための「サーバー移行」という選択肢について解説します。
「容量オーバー」になるとメールの送受信ができなくなる理由

仕組みは郵便受け(ポスト)と同じです。 契約しているレンタルサーバーやプロバイダには、各ユーザーごとに使える「メールボックスの容量(例: 1GBや5GBなど)」が決められています。
ポストが手紙でパンパンに詰まっていると、新しい手紙を押し込む隙間がありません。
この状態になると、サーバーは以下のような挙動をします。
- 受信:
新しいメールを受け取れず、送信相手に「Mailbox is full(メールボックスが一杯です)」というエラーメール(バウンスメール)を返します。 - 送信:
送信済みメールを保存するスペースもないため、メールの作成・送信自体ができなくなることがあります。
特に、画像やPDFなどの添付ファイルを頻繁にやり取りする企業では、想定よりも早く限界が訪れます。
まず試すべき対策

「とにかく今すぐ受信できるようにしたい」という場合、以下の対策を行います。
① 不要なメールと「ゴミ箱」の完全削除
受信トレイからメールを削除しただけでは、容量は空きません。
「ゴミ箱(削除済みアイテム)」フォルダの中身を空にして初めて、サーバーの容量が解放されます。
特に、添付ファイル付きの古いメールや、広告メールなどを優先的に削除しましょう。
② メールサーバーの契約プランを見直す(容量追加)
削除作業は一時しのぎに過ぎません。
根本的に容量が足りない場合は、現在契約しているレンタルサーバーの管理画面で以下の確認をしましょう。
- プラン変更:
上位プランに変更することで、容量を増やせる場合があります。 - 容量配分の変更:
会社全体で容量をシェアしている場合、あまり使っていない社員の割り当てを減らし、足りない社員に回すことができる場合もあります。
しかし、一般的なレンタルサーバーのメール容量は、多くても1アカウントあたり数GB〜10GB程度が上限であることが多く、「増やしたけれど、またすぐに一杯になった」というケースが後を絶ちません。
Microsoft 365 (Exchange Online) への切り替えがおすすめ

- メールを消す業務に時間を取られたくない
- 過去のメールは資産として全て残しておきたい
そう考える企業におすすめなのが、Microsoft 365 のメール機能「Exchange Online」 への移行です。
なぜ法人利用で選ばれているのか、容量に関連する2つの大きなメリットを紹介します。
おすすめ理由①:標準で「50GB」という圧倒的な大容量

Exchange Online は、最も安価なプランであっても、1ユーザーあたり 50GB のメールボックス容量が提供されます。
一般的なレンタルサーバー(1GB〜5GB程度)と比較すると、実に10倍〜50倍のサイズです。
これだけの容量があれば、過去のメールをいちいち削除したり、パソコン内にローカル保存(PSTファイル化)して退避させたりする手間から解放されます。
さらに上位プラン(Exchange Online Plan 2)であれば、容量は 100GB にまで拡張され、容量無制限のアーカイブ機能も利用可能です。
おすすめ理由②:「共有メールボックス」ならライセンス料無料で50GB使える

会社では、個人のアドレス以外に info@ や sales@ といった「代表アドレス」や「部署用アドレス」を使うことがあります。
Microsoft 365 には 「共有メールボックス」 という機能があり、これを利用すれば、なんとユーザーライセンス(月額費用)不要で、50GBのメールボックスを作成できます。
- レンタルサーバーの場合:
アドレスを1つ増やすごとに追加料金がかかる、または全体の容量を圧迫する。 - Exchange Onlineの場合:
info@もsupport@も、共有メールボックスとして作成すれば無料。それぞれに50GBの容量がある。
「移行するとコストが高くなるのでは?」と心配される方もいますが、この共有メールボックスを賢く活用することで、トータルのランニングコストを抑えつつ、容量問題を解決できるのです。
よくある質問 (FAQ)
レンタルサーバーから Exchange Online への切り替えを検討されるお客様から、よくいただく質問をまとめました。
- Q今使っているメールアドレス(@company.co.jpなど)は変わってしまいますか?
- A
いいえ、変わりません。
現在お使いの独自ドメインをそのまま Microsoft 365 に設定することができます。
名刺やWebサイトの記載を変更する必要はありません。
- Q過去のメールデータは新しいサーバーに移行できますか?
- A
はい、可能です。
現在お使いのメールソフト(Outlookなど)のエクスポート機能を使ったり、専用の移行ツールを使用したりすることで、過去のメールデータを Exchange Online 上に移すことができます。
- Q50GBあれば本当に足りますか?
- A
一般的な業務利用であれば数年〜10年以上使える容量です。
例えば、添付ファイル込みで平均500KBのメールを毎日50通受信したとしても、50GB埋まるのに5年以上かかります。
テキスト中心のメールであればさらに長期間保存可能です。
- Q社員のパソコンの設定変更は大変ですか?
- A
Outlookを使っていれば比較的スムーズです。
Microsoft 365 のアカウント情報を入力するだけで、自動的にサーバー設定が行われる「オートディスカバー」という機能があるため、複雑なポート番号などの入力は不要になります。
まとめ:容量不足は「サーバーの器」を変えるチャンス

メールの容量オーバーで受信できないトラブルは、ビジネスの機会損失です。
「こまめにメールを削除してください」と社員に呼びかける運用は、業務効率を落とすだけでなく、本来残すべき重要な証拠メールまで消してしまうリスクがあります。
- 削除作業はイタチごっこで終わらない。
- レンタルサーバーの容量追加にも限界がある。
- Microsoft 365 なら、50GBの大容量と無料の共有メールボックスで解決できる。
容量を気にせず業務に集中できる環境を作るために、サーバーの移行を検討してみてはいかがでしょうか。
他社はどうやって移行した? 成功事例を見てみよう
とはいえ、いざ「Microsoft 365 への移行」を検討しようとしても、
- 今のレンタルサーバーと比べて、費用対効果はどうなのか?
- 移行の手間はどれくらいかかるのか?
- 自社のような中小企業でも、本当に使いこなせるのか?
といった不安があり、なかなか踏み切れない担当者様も多いのではないでしょうか。
そんな時は、同じ悩みを持っていた他社の事例を見てみるのが一番の近道です。
弊社では、実際にメールサーバーの課題を解決し、Microsoft 365 を導入して業務効率を上げた中小企業の成功事例をまとめた資料をご用意しました。
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情報収集の一環として、ぜひ一度ご覧ください。
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