- うちの会社、まだ『Office 365』って書いてある契約書なんだけど、今は使えないの?
- Microsoft 365 に変えた方がいいのか、そのままでいいのか判断できない
- プランの名前が変わって、どれが自社に合っているのかわからなくなってきた
このような疑問を持つ担当者の方は多いのではないでしょうか。
実は、「Office 365」は2020年4月22日にビジネスプランも含めて「Microsoft 365」へ名称変更されました。しかし、これは単なる名前の変更だけではなく、機能面での拡張も伴っています。
- 「Office 365」と「Microsoft 365」の名称変更の経緯と理由
- ビジネスプランの新旧対応表(どのプランがどのプランになったか)
- 名称変更によって機能はどう変わったのか
- 今後の導入・乗り換えで注意すべきポイント
この記事を読めば、両者の違いを正確に理解し、自社に最適なプラン選びの判断材料が得られます。
「Office 365」とは?まず名称変更の経緯を整理しよう

「Office 365」とは、Microsoft が2011年に提供を開始したクラウドベースのサブスクリプションサービスのことです。
Word・Excel・PowerPoint などの Office アプリと、Exchange(メール)・SharePoint(ファイル共有)・Teams(コミュニケーション)などのクラウドサービスをセットで利用できるプランとして広く普及しました。
2020年4月22日、コンシューマー向けプランおよびビジネス向けプランが一斉に「Microsoft 365」へ名称変更されました。
その後、2022年11月には「Office」デスクトップアプリ自体も「Microsoft 365 アプリ」へと改名され、Microsoft 365 ブランドへの統一が完了しています。
Microsoft がこの名称変更を行った主な理由は、提供するサービスが「Office アプリのサブスクリプション」という枠を超え、セキュリティ・コンプライアンス・AI(人工知能)など、より幅広いクラウドサービスを包含するプラットフォームへと進化したためです。
「Office 365」と「Microsoft 365」の主な違い
名称変更は「ブランドの統一」という側面が強いですが、同時に機能や価値提供の幅も大きく広がっています。
| 比較項目 | Office 365(旧) | Microsoft 365(新) |
|---|---|---|
| ブランド名 | Office 365 | Microsoft 365 |
| 名称変更日 | — | 2020年4月22日 |
| Officeアプリ | Word・Excel・PowerPoint等 | 同上(継続) |
| Teams | 後から追加 | 中核サービスとして統合 |
| セキュリティ機能 | 基本的な保護 | Microsoft Defender等が強化 |
| AI機能 | なし | Microsoft 365 Copilot(追加ライセンス) |
| コンプライアンス | 限定的 | 情報保護・監査機能が拡充 |
重要なのは、既存の「Office 365」利用者は自動的に「Microsoft 365」の対応プランへ移行されており、追加費用なく同じサービスを継続利用できている点です。
ビジネスプランの新旧対応表
法人向けプランの名称がどのように変わったかを確認しておきましょう。
| 旧プラン名(Office 365) | 新プラン名(Microsoft 365) | 主な用途 |
|---|---|---|
| Office 365 Business Essentials | Microsoft 365 Business Basic | Webブラウザ版のみ+クラウドサービス |
| Office 365 Business | Microsoft 365 Apps for Business | デスクトップ版Office+基本クラウド |
| Office 365 Business Premium | Microsoft 365 Business Standard | デスクトップ版Office+フルクラウド |
| Microsoft 365 Business(旧) | Microsoft 365 Business Premium | Standard+高度なセキュリティ |
なお、Microsoft 365 Business Premium は旧名称が「Microsoft 365 Business」であったプランで、Microsoft Defender for Business や Microsoft Entra ID(旧Azure AD)などの高度なセキュリティ機能が含まれており、中小企業のセキュリティ強化を検討している場合に特に適しています。
名称変更後に追加・強化された主な機能

Microsoft Teams の本格統合
「Office 365」の時代にも Teams は利用可能でしたが、Microsoft 365 ではビジネスコミュニケーションの中核として完全に統合されました。
チャット・会議・ファイル共有・業務アプリの連携がシームレスに行えるようになっています。
セキュリティ・コンプライアンス機能の拡充
Microsoft 365 Business Standard 以上では、メールの高度な脅威防御(Exchange Online Protection)や、データの損失防止(DLP)ポリシーの設定が可能になりました。
特に Microsoft 365 Business Premium では、ランサムウェア対策を含む EDR(エンドポイント検出と対応)機能も利用できます。
Microsoft 365 Copilot(AIアシスタント)への対応
Microsoft 365 では、追加ライセンス(Microsoft 365 Copilot)を購入することで、Word・Excel・Teams などの各アプリに AI アシスタント機能を導入できます。
これは旧 Office 365 には存在しなかった機能です。
今も「Office 365」の名前が残っている場合はどう対処すればよいか
契約書や請求書に「Office 365」と記載されていても、実際のサービスは「Microsoft 365」の対応プランに自動移行されています。
管理センター(admin.microsoft.com)にアクセスし、「ライセンス」の画面でプラン名を確認すると「Microsoft 365 Business ○○」と表示されているはずです。
ただし、以下のケースでは注意が必要です。
- 古い Office 365 プラン(Education や Government プランなど)は移行のタイミングや条件が異なる場合があります
- 「Office 365 E1/E3/E5」などのエンタープライズプランは「Microsoft 365 E1/E3/E5」とは機能・価格が異なります
- 購入代理店(CSP)経由の契約は、代理店側の対応により名称が異なる場合があります
自社に最適なプランを知りたい方へ
「名前が変わってどのプランを選べばいいのか、結局よくわからない」という場合、プラン選定を誤ると不要なコストが発生したり、必要な機能が使えなかったりするケースがあります。
Microsoft 365の導入・プラン選定でお悩みでしたら、まずは無料のライセンス診断をお試しください。 貴社の規模・利用状況に合わせた最適プランをご提案します。
▼ 無料ライセンス診断はこちら https://with-wit.com/microsoft365-license-assessment/
導入についてのご相談は、Microsoft 365導入支援の実績豊富な株式会社WITHWITにお気軽にお問い合わせください。
▼ 導入支援サービスの詳細はこちら https://with-wit.com/solution/introduction-support/
よくある質問
- QOffice 365 から Microsoft 365 に変えるには、追加費用がかかりますか?
- A
既存の Office 365 ユーザーは自動的に Microsoft 365 の対応プランへ移行済みのため、名称変更に伴う追加費用は発生しません。
ただし、上位プラン(Microsoft 365 Business Premium など)へのアップグレードには別途費用がかかります。
- Q今もパソコンに「Office」と表示されているのですが、問題ありますか?
- A
2022年11月以降、「Office」アプリは順次「Microsoft 365 アプリ」へ改名されています。
古いバージョンでは「Office」表示が残ることがありますが、最新版に更新すると「Microsoft 365」表示に切り替わります。
機能面での問題はありません。
- QMicrosoft 365 と Office 2021(買い切り版)はどちらがお得ですか?
- A
用途によって異なります。
常に最新のアプリを使いたい場合や、Teams・SharePoint などのクラウド機能が必要な場合はサブスクリプション型の Microsoft 365 が有利です。
一方、クラウド機能が不要でオフラインのみで使う場合は買い切り版が向いています。
- QMicrosoft 365 Business Basic と Business Standard の違いは何ですか?
- A
最大の違いは「デスクトップ版の Office アプリが使えるかどうか」です。
Business Basic はブラウザ版のみですが、Business Standard はパソコンにインストールして使うアプリも含まれます。
- QOffice 365 E3 と Microsoft 365 E3 は同じですか?
- A
名前は似ていますが別プランです。
Microsoft 365 E3 は Office 365 E3 の機能に加え、Windows のライセンスや高度なセキュリティ・コンプライアンス機能が含まれており、価格も異なります。
まとめ

- 「Office 365」は2020年4月22日に「Microsoft 365」へ名称変更された。 既存ユーザーは自動移行済み
- 名称変更は単なるリブランドだけでなく、Teams・セキュリティ・AI(Copilot)機能の拡充も伴う
- ビジネスプランは「Basic / Apps for Business / Standard / Premium」の4段階に整理された
- Microsoft 365 Business Premium は旧「Microsoft 365 Business」にあたる、セキュリティ強化版の上位プラン
- 契約書に「Office 365」と書かれていても、実際のサービスは Microsoft 365 として継続利用できている
プラン選定の際は「何人が使うか」「デスクトップ版アプリが必要か」「セキュリティをどこまで強化したいか」の3点を軸に検討するとスムーズです。
他社の事例から、最適なプラン選びのヒントを得ませんか?
「同規模の会社はどのプランを選んでいるのか」「移行後に実際どんな効果があったのか」を知りたい方は、ぜひ弊社の「Microsoft 365 導入成功事例集」をご覧ください。
▼成果の出る Microsoft 365 活用法とは?中小企業の導入成功事例集をダウンロードする

参考資料
- 【重要】Office 365・Microsoft 365のプラン名称が変更となります(4月21日〜)|Microsoft 365相談センター
- Microsoft 365 ビジネスプランの比較|Microsoft 公式

Microsoft 365に関するご相談やお悩みがございましたら、ぜひ株式会社WITHWITまでお気軽にお問い合わせください。
数あるクラウドサービスの中でMicrosoft 365 に特化してきたからこそ導入前から導入後の定着に至るまで、幅広いご相談に対応いたします。
