• Copilotって最近よく聞くけど、エージェントって何が違うの?
  • 上司に『社内ボットを作ってみてよ』と言われたけど、どこから手を付ければいいかわからない…
  • 設定しようとしたら管理センターが複雑すぎて、途中で断念してしまった

Microsoft 365 Copilotをすでに導入している企業の間で、今最も注目を集めているのが「Copilot エージェント」です。

2025年以降、月間検索数が前年比で約10倍に急増しており、現場のIT担当者からの問い合わせが急増しています。

しかし「エージェントって何?」「どうやって作るの?」という基本的な疑問を持つ方も多いのが実情です。

この記事でわかること

  • Copilot エージェントとは何か、普通のCopilotとの違い
  • エージェントを作るために必要なライセンスと前提条件
  • Microsoft 365画面から行うエージェントの作り方(ステップバイステップ)
  • 社内での具体的な活用事例

難しいプログラミングは一切不要です。

この記事を読めば、今日から自社専用のCopilotエージェントを作れるようになります。

Copilot エージェントとは?普通のCopilotと何が違う?

Copilot エージェントとは、特定のデータや業務フローに特化した「専門家AI」のことです。

普通のCopilotが「なんでも答える汎用アシスタント」だとすれば、Copilot エージェントは「自社の規程集だけを熟知した社内専門家」のようなものです。

たとえば「経費申請の手順を教えて」と質問したとき、普通のCopilotは一般的な回答しかできませんが、自社の規程ファイルを参照するエージェントを作れば「弊社では〇〇部へ申請し、上長承認後に経理へ提出します」と、自社の実態に即した回答が得られます。

比較項目普通のCopilotCopilot エージェント
参照するデータ一般的な知識指定した社内データ
回答のカスタマイズできないトーン・範囲を設定できる
作成の難しさ設定不要ノーコードで作成可能
主な用途汎用的な作業補助特定業務の自動化・専門対応

Copilot エージェントを作るための前提条件

Copilot エージェントを作成するには、以下の条件を満たす必要があります。

必要なライセンス

  • Microsoft 365 Copilot(旧称:Copilot for Microsoft 365)ライセンスが必要です。Microsoft 365 BusinessやEnterpriseの基本ライセンスだけでは利用できません。
  • なお、より高度なエージェント(外部システム連携・複雑な自動化)を作りたい場合は、Copilot Studioの追加ライセンスが必要になります。

必要な環境

  • SharePoint Online(エージェントにデータを読み込ませる場合)
  • Microsoft Teams または Copilot Chat(エージェントを動かす場所)

管理者による事前設定

Microsoft 365の管理者が、Microsoft 365管理センターでCopilotエージェントの利用を許可している必要があります。

エージェントが作れない場合は、まず管理者に確認してみましょう。

Copilot エージェントの作り方【ステップバイステップ】

ここでは最もシンプルな方法として、Microsoft 365 Copilotの「エージェントビルダー」からエージェントを作成する手順を解説します。

プログラミングは一切不要です。

Step 1: Microsoft 365 Copilotを開く

ブラウザで Microsoft 365(office.com) にサインインし、左のアプリ一覧から「Copilot」を選択します。

または、Microsoft Teamsの左サイドバーにある「Copilot」アイコンをクリックしても同じ画面に到達できます。

Step 2: エージェント作成画面を開く

Copilotの画面左ナビゲーションに「エージェント」という項目があります。

そこをクリックすると、既存エージェントの一覧と「新しいエージェント」ボタンが表示されます。

「新しいエージェント」をクリックしてください。

Step 3: エージェントの基本情報を設定する

エージェントの設定画面が開きます。

自然言語でエージェントの概要を入力するか、「構成」タブから手動で以下の項目を設定します。

  • 名前:エージェントの名前(例:「社内規程アシスタント」「経費申請ガイド」)
  • 説明:このエージェントが何をするものか(例:「社内の就業規則・経費規程に関する質問に答えます」)
  • 指示:エージェントの振る舞いを決めるプロンプト(例:「あなたは社内規程の専門家です。添付されたファイルを参照し、従業員の質問に丁寧に回答してください。規程に記載のない内容については『規程に記載がないため、人事部にお問い合わせください』と回答してください」)

Step 4: 参照するデータを設定する

エージェントに読み込ませるデータを指定します。

ナレッジ」の項目から、以下を追加できます。

  • SharePoint サイトやフォルダ
  • OneDrive 上のファイル(最大20個のドキュメント)
  • 特定のWebサイトのURL

社内規程のPDFや、マニュアルのWordファイルをSharePointに保存しておき、そのフォルダを指定するのが最もシンプルです。

Step 5: テストして公開する

設定が完了したら、「テスト」ボタンをクリックしてエージェントと実際に会話してみましょう。

想定した回答が返ってくれば成功です。

問題なければ「公開」をクリックすると、TeamsやCopilot Chatからエージェントを呼び出せるようになります。

Teamsの特定チャンネルに追加して、チーム全員が使えるようにすることも可能です。

社内での活用事例3選

Copilot エージェントの代表的な活用例を紹介します。

① 社内FAQ自動回答エージェント

「有給申請の方法は?」「経費精算の締め日はいつ?」といった社内問い合わせを自動化します。

人事・総務部門への問い合わせを大幅に削減した事例が多数あります。

② 議事録要約・アクション抽出エージェント

Teamsの会議録画を参照させ、「今日の会議の決定事項とネクストアクションをまとめて」と指示するだけで、整形されたまとめを自動生成します。

③ 製品・サービス情報エージェント

営業担当向けに、製品スペックや価格表・競合比較情報をSharePointに集約し、「〇〇製品の最新価格は?」「競合Aとの違いは?」に即答できるエージェントを構築する企業も増えています。


日々のトラブル、まずこの一冊で解決しませんか?

Copilot エージェントは強力な機能ですが、設定方法や運用ルールを知らないまま進めると「うまく動かない」というトラブルも多く発生します。

もし、あなたがそんな日々の問い合わせ対応に追われ、本来の業務に集中できずにいるなら、まずこの一冊を手元に置いてみてはいかがでしょうか。

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よくある質問

Q
Copilot エージェントはCopilot Studioがないと作れませんか?
A

いいえ、Microsoft 365 Copilotライセンスがあれば、Copilot Studioなしでも基本的なエージェントを作成できます。

Copilot Studioが必要になるのは、外部APIとの連携や複雑なワークフロー自動化を実装したい場合です。

Q
エージェントを作成できるのは管理者だけですか?
A

管理者がエージェント作成を許可していれば、Microsoft 365 Copilotライセンスを持つ一般ユーザーでも作成できます。

作成権限を特定のグループに限定することも可能です。

Q
エージェントに読み込ませるファイルに上限はありますか?
A

はい、エージェントビルダーではナレッジとして最大20個のドキュメントをアップロードできます。

また、参照できるのはSharePoint OnlineやOneDriveに保存されたファイルが基本です。

ローカルPC上のファイルは直接指定できないため、事前にクラウドへアップロードが必要です。

Q
作成したエージェントを他のユーザーと共有できますか?
A

はい、作成したエージェントはTeamsのチャンネルに追加したり、特定のユーザーやグループに共有したりすることが可能です。

組織全体に公開することもできます。

Q
無料のCopilot(Bing等)ではエージェントは作れませんか?
A

社内データを参照するCopilot エージェントの作成には、Microsoft 365 Copilotライセンスが必要です。

無料版のCopilotでは社内のSharePointやOneDriveにアクセスできないため、本格的な業務エージェントの構築はできません。

まとめ

  • Copilot エージェントとは、自社のデータに特化した「専門家AI」のこと
  • 作成にはMicrosoft 365 Copilotライセンスと、管理者による事前許可が必要
  • エージェントビルダーから5つのステップでノーコードで作成できる
  • SharePointのファイルをナレッジに指定することで、社内規程・マニュアルに特化した回答が可能(最大20ドキュメント)
  • 社内FAQ、議事録要約、営業支援など幅広い業務で活用されている

Copilot エージェントを使いこなすことで、日々の問い合わせ対応や繰り返し業務を大幅に効率化できます。

まずはシンプルな社内FAQエージェントから試してみるのがおすすめです。


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