• Teamsで作ったLoopのファイル、どこに保存されているの?
  • 社員が退職したら、Loopのワークスペースの中身はどうなるのか不安…
  • Loopを使わせたくないけれど、どこで止めればいいのかわからない

Microsoft Loopは、TeamsやOutlookの中で表やタスクを一緒に編集できる便利な機能です。

一方で、作った場所によって保存先が変わるため、「どこに何があるのか」がわかりにくいのが悩みどころです。

しかも2025〜2026年にかけて、保存先のしくみや使えるアプリが変わりました。

この記事でわかること
  • Microsoft Loopのコンポーネント・ページ・ワークスペースの違い
  • 作った場所ごとの保存先の一覧(OneDrive・SharePoint・SharePoint Embedded)
  • 退職者のLoopの扱いと、容量・ライセンスの注意点
  • 管理者がLoopを有効・無効にする方法

この記事では、Microsoft 365の導入・活用支援を行う株式会社WITHWITが、2026年10月時点のMicrosoftの公式情報をもとに、Loopの保存先と管理のポイントを解説します。

Microsoft Loopの保存先は「どこで作ったか」で決まる

Microsoft Loopの保存先は、作った場所によって「作成者のOneDrive」「チームのSharePointサイト」「SharePoint Embedded」の3つに分かれます。

Teamsのチャットやメールで作ったものは個人のOneDrive、Teamsのチャネルで作ったものはチームのSharePoint、Loopアプリのワークスペースで作ったものはSharePoint Embeddedに保存されます。

Loopの保存先は、作った場所によって作成者のOneDrive・チームのSharePoint・SharePoint Embeddedの3つに分かれることを示す図

Loopの3つの形(コンポーネント・ページ・ワークスペース)

保存先を理解するには、まずLoopの3つの形を押さえておくとスムーズです。

形どんなもの?主な作成場所
Loop コンポーネントチャットやメールに埋め込む、みんなで編集できる表・リスト・タスクなどTeams・Outlook・OneNote
Loop ページコンポーネントをまとめて置ける、1枚の共同編集ページLoopアプリ
Loop ワークスペース関連するページをまとめるプロジェクト用の入れ物Loopアプリ・Teamsのチャネル

Loopコンポーネントの実体は「.loop」という拡張子のファイルで、どこに貼り付けても同じファイルを見ているため、どの場所で編集しても内容が同期されます。

LoopとOneNoteの使い分けは「Microsoft Loop と OneNote の違いは?使い分けがわかる完全比較ガイド」で解説しています。

作った場所別・Loopの保存先一覧

Microsoftの公式ドキュメントによると、Loopの保存先は次のとおりです。

以前は「Teamsのチャットで作ったLoopはSharePoint Embeddedに保存される」と説明されることもありましたが、現在、チャットやメールで作ったコンポーネントは作成者のOneDriveに保存されます。

作った場所保存先フォルダー・場所
Teamsの個人・グループチャット作成者のOneDriveMicrosoft Teams Chat Files
Teamsの会議(個人の会議)作成者のOneDriveMeetings(会議)
Outlookのメール作成者のOneDriveAttachments
OneNote(Windows・Web)作成者のOneDriveOneNote Loop files
Whiteboard作成者のOneDriveWhiteboard\Components
TeamsのチャネルチームのSharePointサイトチャネルのフォルダー
Teamsのチャネル会議チームのSharePointサイトMeetings
Loopアプリのマイ ワークスペースSharePoint Embeddedユーザー個人のコンテナー
Loopアプリの共有ワークスペースSharePoint Embeddedワークスペースごとのコンテナー
Teamsのチャネルのワークスペース・チャットのノートSharePoint Embeddedチーム(グループ)や会話ごとのコンテナー

OneDriveのフォルダー名は、画面の表示言語によって「会議」などの日本語で表示されることがあります。

OneDrive の「マイ ファイル」:Outlook で作った Loop コンポーネントは「Attachments」(1)、会議で作ったものは「会議」(Meetings、2)フォルダーに保存される
OneDrive の「マイ ファイル」:Outlook で作った Loop コンポーネントは「Attachments」(1)、会議で作ったものは「会議」(Meetings、2)フォルダーに保存される

OneDriveに保存されるLoopの注意点

チャットやメールで作ったLoopコンポーネントは、作成者のOneDriveにあるファイルです。

共有した相手はリンクから編集できますが、ファイルの持ち主は作成者のままです。

作成者が退職してOneDriveが削除されると、そのコンポーネントも見られなくなるため、長く使う情報はチャネルやワークスペースで作るのがおすすめです。

SharePoint Embeddedとは

SharePoint Embeddedとは、アプリ専用のファイル保管場所(コンテナー)をSharePointの基盤の上に作るしくみです。

SharePointのサイトとは別に管理され、Loopアプリのワークスペースのページはここに保存されます。

マイ ワークスペースのコンテナーは、Copilot PagesやCopilot Notebooksと同じものを共有しています。

Copilotアプリを先に使った人は、このコンテナーが「Pages」という名前で表示されることがあります。

Loopの容量・退職者・ライセンスの注意点

Loopのワークスペースは、組織のSharePointの容量を消費します。

また、マイ ワークスペースは作成者のアカウントに結び付いているため、退職時の扱いを決めておく必要があります。

退職する社員のLoopワークスペースの中身を、IT担当者が後任者へ引き継ぐイメージ

容量は組織のSharePointの容量を使う

すべてのLoopワークスペースは、組織のSharePointのストレージ容量に含まれます。

1つのワークスペースの上限は25TBで、この上限は変更できません。

OneDriveに保存されるコンポーネントは、作成者のOneDriveの容量を使います。

退職者のLoopはどうなる?

種類退職時の扱い
チャット・メールのコンポーネント作成者のOneDriveと同じく、削除の手続きに従って消える
マイ ワークスペース作成者のアカウント削除に合わせて削除の予定になる。管理者が別の人に引き継ぐこともできる
共有ワークスペース所有者が全員いなくなっても自動では削除されず、所有者なしで残る
Teamsのチャネルのものチーム(Microsoft 365 グループ)の権限で管理され、残る

マイ ワークスペースの中身を後任者に引き継ぐには、管理者の手動の作業が必要で、アクセス権や通知は自動では渡されません。

退職の手続きに「Loopのマイ ワークスペースの確認」を入れておくと安心です。

ライセンスの条件

Loopコンポーネントは、OneDriveまたはSharePointのライセンスがあれば使えます。

Loopアプリのワークスペースを使うには、ワークスペース付きのLoopのサービス プランを含むライセンスが必要です。

@メンションやワークスペースの共有には、Exchange Onlineのメールボックスも必要です。

プラン別にできることは「Microsoft Loop徹底解説!ライセンス別「できること・できないこと」と選び方」で解説しています。

WordやOneNoteのLoopはどうなった?

Word for the webでLoopコンポーネントを挿入する機能は、2025年9月1日に終了しました。

OneNote for the webでも、2026年9月中旬以降に終了する予定と案内されています。

すでに作成済みのLoopコンポーネントは削除されず、対応するLoopページへのリンクに置き換わるため、引き続き開いて編集できます。

OneNoteでLoopコンポーネントを使い続けたい場合は、Windows用のOneNoteデスクトップアプリを使います。

管理者がLoopを有効・無効にする方法

Loopの有効・無効は、ワークスペースは「クラウド ポリシー」またはMicrosoft 365 管理センター、Teamsの中のLoopは「SharePointのPowerShell」で設定します。

Loopを完全に制御するには、両方を設定する必要があります。

ワークスペースのオン・オフ(Microsoft 365 管理センター)

Microsoft 365 管理センターの「設定」→「組織設定」→「サービス」→「Microsoft Loop」で、Loopワークスペースを組織内のすべてのユーザーが使えるようにするかを設定できます。

部署ごとに分けたい場合は、クラウド ポリシーでグループ単位に設定します。

Microsoft 365 管理センターの「設定」→「組織設定」→「Microsoft Loop」で、Loop ワークスペースを組織内で使えるようにするか(1)を設定できる
Microsoft 365 管理センターの「設定」→「組織設定」→「Microsoft Loop」で、Loop ワークスペースを組織内で使えるようにするか(1)を設定できる

管理に使う設定の一覧

止めたいもの設定する場所
Loopアプリのワークスペースクラウド ポリシー「Loop で Loop ワークスペースを作成する」
Microsoftアプリ(Teams・OneNoteなど)のLoopクラウド ポリシー「Loop をサポートする Microsoft アプリで Loop ファイルを作成して表示する」
OutlookのLoopクラウド ポリシー「Outlook で Loop ファイルを作成して表示する」
Teamsのチャット・チャネル・会議のLoopSharePoint PowerShell(Set-SPOTenant -IsLoopEnabled)

クラウド ポリシーの変更は、既存のポリシーがある場合で最大90分、新しく作った場合は最大24時間で反映されます。

これらの設定で新しい作成を止めても、既存のLoopファイルへのアクセスは止まりません。

マイ ワークスペースのコンテナーを作らせたくない場合は、LoopとCopilot Pagesの両方のポリシーを無効にする必要があります。

Microsoft 365の導入支援の現場では、「とりあえず全面禁止」ではなく、チャネルとワークスペースでの利用を中心にルール化するケースが増えています。

保存先がチームに残るため、退職時の引き継ぎトラブルを防ぎやすくなります。


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Loopの保存先のように、Microsoft 365は「どこに何があるか」がわかりにくい場面が少なくありません。

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よくある質問

Q
Microsoft Loopとは何ですか?
A

Microsoft Loopは、表・リスト・タスクなどを複数人でリアルタイムに編集できる、Microsoft 365の共同作業の機能です。
TeamsやOutlookに埋め込める「Loopコンポーネント」と、ページをまとめて管理できる「Loopアプリ(ワークスペース)」があります。

Q
TeamsのLoopはどこにありますか?
A

Teamsのチャットで作ったLoopコンポーネントは、作成者のOneDriveの「Microsoft Teams Chat Files」フォルダーに保存されます。
チャネルで作ったものは、そのチームのSharePointサイトのチャネルのフォルダーです。
Teamsのチャネルのワークスペースやチャットのノートは、SharePoint Embeddedに保存されます。

Q
LoopとOneNoteのどちらを使うべきですか?
A

チームでリアルタイムに表やタスクを更新したいならLoop、個人やチームのメモを章立てして長く蓄積したいならOneNoteが向いています。
なお、OneNote for the webのLoopコンポーネントは2026年9月中旬以降に終了する予定のため、OneNoteの中でLoopを使う場合はWindows用のデスクトップアプリを使います。

Q
Microsoft Loopが使えないのはなぜですか?
A

管理者がクラウド ポリシーやSharePointのPowerShellでLoopを無効にしている、ワークスペース付きのLoopを含むライセンスがない、Exchange Onlineのメールボックスがない、といった原因が考えられます。
Word for the webのように、Loopの作成機能そのものが終了したアプリもあります。

Q
Office 365のデータはどこに保存されますか?
A

Microsoft 365(旧Office 365)のファイルは、個人のファイルはOneDrive、チームのファイルはSharePoint、メールはExchange Onlineに保存されます。
Loopの場合は、この記事の一覧のとおり、作った場所によってOneDrive・SharePoint・SharePoint Embeddedのどれかに保存されます。

まとめ

  • Loopの保存先は、作った場所で「作成者のOneDrive」「チームのSharePoint」「SharePoint Embedded」の3つに分かれる
  • Teamsのチャット・Outlook・OneNoteで作ったコンポーネントは作成者のOneDrive、チャネルで作ったものはチームのSharePointに保存される
  • Loopアプリのワークスペースは SharePoint Embedded に保存され、組織のSharePointの容量を使う(1ワークスペース最大25TB)
  • 退職者のマイ ワークスペースは自動では引き継がれないため、手続きを決めておく
  • 管理者は、クラウド ポリシーとSharePointのPowerShellの両方でLoopを制御する

保存先のルールさえ押さえれば、Loopは「チームの情報が散らばらない」便利な道具になります。

長く使う情報はチャネルやワークスペースで作るなど、自社に合った使い方のルールを決めてみてください。

自社のプランでLoopやCopilotをどこまで使えるかを確認したい方は、こちらの記事もご覧ください。


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参考資料

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